<明石歩道橋事故>元地域官らの実刑確定 最高裁が上告棄却(毎日新聞)

 兵庫県明石市で01年7月、11人が死亡した歩道橋事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元県警明石署地域官、金沢常夫(60)▽元警備会社支社長、新田敬一郎(68)の両被告に対し、最高裁第1小法廷は5月31日付で、上告を棄却する決定を出した。2被告を禁固2年6月の実刑とした1、2審判決が確定する。横田尤孝(ともゆき)裁判長は「被告らが混雑規制を行うよう周辺に配置された機動隊に要請していれば事故は回避できた」との判断を示した。

 両被告とともに起訴された元明石市幹部3人は既に執行猶予付きの有罪が確定している。一方、容疑不十分で不起訴となった明石署元副署長は4月、神戸第2検察審査会の議決に基づき全国で初めて強制起訴された。

 1、2審判決によると、金沢被告らは01年7月21日、明石市の大蔵海岸公園で実施された花火大会の現地警備を担当。大会終了前に公園と最寄り駅を結ぶ歩道橋が過密な混雑状態になっていることを認識しながら流入規制などの措置を怠ったため、群衆が折り重なるように倒れ、11人が死亡、183人がけがをした。【伊藤一郎】

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